高級感のあるレイアウト

高級感のあるレイアウトにしたい

高級感を感じさせるためには、配色と構成のシンプルさがカギになります。写真の素材感なども活かしつつ、無駄を排してしっかりと印象つけましょう。

高級感を連想するもの

一口に高級感といっても、人は様々なものに対して高級感を感じ取ります。例えば宝石や貴金属などの輝きにも高級感を感じますし、良質な工芸品の深みのある味わいにも高級感を感じるでしょう。このような具体的なものから連想される要素を取り入れるのも高級感を演出する方法の一つです。配色面では貴金属を連想する金色や銀色を使うことが多く、色数は少な目、背景のカラーはダーク系のトーンでまとめます。テキストの見せ方は、伝統的な明朝体や楷書体などを使うことが多く、ゴシック体を使ったとしても、太いウエイトのものはあまり向きません。写真などのビジュアル要素はシンプルに大きく扱うことが多く、レイアウトもシンプルで上質な構造を目指します。

高級感のある配色

ゴールド系の配色は高級感の演出によく使われます。通常のカラー印刷では特殊なインキが必要なゴールドは使えませんから、ゴールドに見た目が近い、茶系の色相を使います。それを中心に3色程度、多くとも5食程度の配色にし、どう継承のものでまとめるのが基本です。強調すべき部分があれば茶色から離れた色を使っても構いませんが、小さな面積でアクセント的に使うようにしましょう。ゴールド系の配色でまとめる場合はメインビジュアルの写真等の色に気を配る必要があります。ゴールド系から離れた色のビジュアルは向きません。

伝統工芸の要素を取り入れる

古来から受け継がれる工芸品などの質感や装飾も高級感の演出に使われます。例えば、質の良い皮や紙などは、実際に印刷物には使うことはできませんが、写真を紙面全体の背景にしくことで見る人に高級感を感じさせることができます。

工芸品の装飾を利用する場合は、写真をそのまま使うと高級なものであってもかび臭い表現になりがちです。このような場合は、装飾の意匠を図案化して使用するとよいでしょう。

洋の東西どちらにも古くからある唐草模様などは、代表的な装飾です。内容に呈した模様を取り入れましょう。

シンメトリーと高級感

シンメトリーは安定感を感じさせ、高級感のあるものによく使われます。東洋ではシンメトリーを高級なものとする認識はあまりありませんが、西洋ではシンメトリーは最もフォーマルなレイアウトとされています。ただし、見た目が安定しすぎるため、面白味に欠けるように感じられることもあります。このような時は、対象の構図を崩す要素を配置します。

パートカラーの演出

高級感を演出するときは、配色もレイアウトもシンプルにまとめることが需要です。パートカラーはそれらを実現しやすい手法といえるでしょう。パートカラーはモノクロ写真の中で中心となる対象物だけをカラーにする手法を言います。余計な飾りなどを排して視覚的にすっきりと見せつつ、視線を対象物に誘導できます。また、配色も2色に絞れるので、この点からも高級感の演出には都合がよいといえます。