異業種のチラシ

異業種のチラシにも目を向ける。異業種のチラシはアイデアの宝庫です。

当たるチラシの要素の一つとして、企画力が必要であることはすでに述べているが、企画力は簡単につくものではない。何年もチラシを作り、研究を重ねて、ようやく身につくものである。そんなに何年も待っていられない、という方も多いだろう。そんな方にやってほしいのは、異業種のチラシから盗むことだ。

家に来るチラシに毎日15分でいいから、目を通してほしい。そこには様々な業種のチラシが入っており、それはさながらアイデアの宝庫なのである。もちろん、同業種のチラシにも目を通さねばならないが、実は、同業種のチラシというのは、あまり学ぶ点がない。特に、同一商圏の同業のチラシは、なおさらである。なぜなら、競合店のチラシをまねて同じ企画をやっても、普通は失敗するからである。

しかし、異業種のチラシならどんどん参考にできる。独創的な企画力とは、最初はモノマネ~始まるのだ。他社のチラシをマネて、マネて、盗みまくってはじめて独自のチラシが出来上がっていくのである。

企画以外でも色使い、目立つチラシやインパクトのあるキャッチコピーなど、客の立場で素直にいろいろなチラシを見ていると、様々な発見があるはずだ。それを応用して自社チラシに生かすのが、よりレベルアップしていく近道である。遠距離の友人を作り、チラシを集める。他地域のチラシを手に入れる。さまざまなチラシをたくさん見るというのは当たるチラシを作る上で大切なことだ。特に、同業種の当たったチラシというのはのどから手が出るほどほしい。

しかし、全国にチェーン展開しているのでなければ、他地域の当たったチラシというのはまず手に入らない。問屋・メーカーがたまに情報を持っているケースもあるが、それも限られる。

私の知り合いで、それを上手にやっている人がいる。群馬県の人であるが、なぜかその人のところにはいつも全国の様々な同業種のチラシがジャストタイムで集まる。九州の同業種の先週のチラシを持ったり、北海道のお店のつい最近のチラシを持っている。

2~3か月前のものならいざ知らず、なぜこんなに豊富に各地のチラシをタイムリーに持っているのか。実は遠方の友人にチラシを送ってもらっているのである。

■知恵を絞ってチラシを入手

ある店のチラシがほしいと思ったら、その地域の友人を探す。有名チェーンなら、必ず一人くらいは見つかるものだ。

友人が見つかったら、その友人に切手を貼り、自社の住所を書いておいた封筒をあらかじめ40~50枚ほど渡しておく。そして目当ての店のチラシが友人の家に入ったら郵送してくれるよう、お願いしているのである。もちろん手間暇のかかることなので、それ相応の御礼はするようにしている。

こうすると、わざわざ遠方まで出かけなくても、全国のチラシ情報が届くようになる。

チラシの伝播スピードは意外と遅い。地域をまたぐとなおさらだ。なので、郵送されたチラシを参考にまねても、十分すぎるくらいのスピードで企画を作ることが可能である。知恵を使えばいくらでも新しいノウハウは入手できるはずである。