かわいいレイアウト

  • かわいいレイアウトにしたい

可愛さには普遍的なものだけではなく、時代とともに変化するものもあります。日ごろから様々なものに目を通して時代に合った可愛さを表現しましょう。

  • 時代とともに変化する可愛さ

子供や動物の姿は洋の東西を問わず、また時代にも左右されない可愛さを表現するアイコンです。内容がこれらに関連するものであれば、写真をビジュアル要素として大きく使えば、後は配色やテキストを整えるだけで済みます。

しかし、これ以外の内容、例えば女性の可愛さを表現したいような場合は、価値観が変わりやすいため、その時々のかわいいのはやりも考慮しておく必要があります。ビジュアル要素だけではなく、文字組みや、配色なども同様で、時代とともに様々な表現の流行が移り変わっています。かわいいレイアウトに取り組むときは、今はどんなものがかわいいとされているのかを調査することから始めるようにしましょう。

  • 大きくスペースを空ける

何もない空間が大きい写真は可愛さの表現として10年くらい前からよく見かけるものになりました。一般に空間が大きく空いた写真では、その空間をテキストなどの要素を配置するために利用します。

ところが近年のかわいいレイアウトではあえてその空間には何も置きません。全体のみためが単調になる場合は、何らかのアクセント的な処理を置いたりします。このタイプのレイアウトでは見出しやキャッチコピーも本文などで使われる細めのフォントを使い、なるべく主張しないように扱います。

全体はすっきりとまとめ、細かい部分まで配慮して何度も推敲を重ねたレイアウトであったとしても、あまり手を加えずに仕上げたように見せるのがポイントです。

  • 柔らかさとゆるさによる演出

やわらかなか座愛の手書き文字やイラストをちりばめるのも、近年よく見られる手法の一つです。軽く仕上げた手書きの囲みやポイント的なイラストで構成紙、配色もあまりビビッドな色は使いません。一昔前ならば、ティーン以下の少女向け媒体で目にすることが多かった手法ですが、今は大人の女性向けの媒体でもよく見られるようになりました。

ただし、天道を重視したようなトラッド系やコンサバ系のファッション記事には似合いません。記事の内容もカジュアルなものであることが前提となります。

このタイプのレイアウトではあまり方向性を利用した視線誘導を行わないのがセオリーです。紙面の中でのメリハリはある程度必要ですが、見てもらう順番を厳密に想定せず、自由に目を動かしてもらえるようにします。このため、読者が紙面内の要素をランダムに見ても記事の意図や内容がしっかり伝わることが条件です。

  • 切り抜き写真を大胆に使う

躍動感のあるレイアウトでも出てきた切り抜き写真は可愛さの演出にも効果的です。切り抜き写真では背景を工夫できますから、角版の写真では感じさせるのが難しい可愛さのイメージを配色や模様で補強できるためです。

ただし、躍動感のように縦横無尽にレイアウトすると、元気がよすぎるイメージになりがちです。特に商品紹介などの場合は、背景の配色や模様で可愛さを強調しつつ、同時に写真のサイズは整えて、現実感を保ちましょう。フォントは部分的に手書き風のものをあしらって変化をつけてもよいでしょう。配色は暗いトーンだとシックな印象を与えるので、明るめのトーンが向いています。ポイントはそれぞれの要素に少し仕掛けをつけながらも、下品にならないようにまとめる点です。配色を同系色でまとめたり、要素の配置やサイズを整えるようにするとよいでしょう。